
恋い焦がれていた、尾張一宮の素敵なセンスをお持ちの機織メーカーさんへ行ってまいりました。
お世話になっているデザイナーさんに後押しをして頂いて、実現した旅でした。
オフィスの玄関に近づくと、工場からは、ガッシャン ガッシャンと燻し銀の音がしてきて、静かにテンションがあがります。
モダンなショールームに通して頂き、
堅牢で美しい生地の並ぶ様に、さらに興奮していると、
サラリと桜色のリネンのシャツを着こなした、顧問が入って来られました。
私達のような小さなお店を相手に、
顧問みずから、生地を開発する時の熱いお気持ちや、
古きよき時代のお話、これから日本の織物工場はどうあるべきか・・などなど、
長年色々な経験をされた方にしか言葉にできない深いお話を聞かせて下さり、とても勉強になりました。
そして、予想もしていなかった嬉しい一言、「工場も見学していって下さい。」とのお言葉に、 ぜひ!
半世紀以上前の低速で織られるションヘル織機。
お腹に響く程の機械音に囲まれながら、機械や木製の大ボビンを操るみなさん。
人と織機が一緒に働く後ろ姿に、今の高速織機にはない、体温が感じられて、こちらも熱いものが込み上げました。
初めて、こちらの生地に出会った時、まるでそれぞれがアンティークの布のように感じたことを思い出します。
こんな風に人の手を介して、古い織機が働いているからこそできあがるものなんだと、
布・織機・人 とバラバラに見てきたことが、自分たちの中で一気にひとつに繋がっていきました。
そして、近い将来、オリジナルの生地を作りたいという強い思いを持たせて下さった機織メーカーさんに感謝しながら、尾張一宮を後にしました。
二日目も、生地三昧で 最後は繊維博物館を訪問しました。
写真に映っている織機は博物館にあったもの。
この様な古い織機が昨日は伺った工場さんで実際に動いていたのです・・
その他にも、綿花から糸にしていく行程など、
私達が身につける布と自然が繋がっていることをあらためて実感することのできた、とてもよい時間でした。
さて、スクランプシャスの服たちに使う布ですが、
シェットランド、ラムウール、リネンなど..よい布ばかり譲っていただきました。
形になりましたら、ぜひお楽しみに..

